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原创日本俳句集《江南春》

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楼主
发表于 2017-3-20 21:54 | 只看该作者 回帖奖励 |正序浏览 |阅读模式
《江南春》

二零一五年十二月


春水に毛筆洗って墨愁ふ
倒影や春の水面のディスプレイ
試験管傾くベビー息白し
空蟬の中の光の溢れ出す
春風の吟や詩巻を翻す
ワイパーや左右に揺れる雨踊り
体内の枯木現れX線
静静と地球は廻る春眠し
透明な身体傾く天の川
黄昏の十三陵や草枯るる
若草の色や王孫の目覚める
一枚の落葉を拾う昏き淵
空蟬や失禁の魄散つてゐる
枯蓮や雨声を聞けば李商隠
花筏多情な水の別れかな
太陽の歯車止まる余熱かな
枯蘆に捨舟隠し風眠る
垂直にレーザー?ビーム枯木立
一筋の氷柱に映る真珠の夜
結氷音二百零四個骨動く
枯山や余白埋める木の光
観覧車茫茫と森霧氷
体内の銀河の流れ透明に
消極の詞を共に吐く冬深し
海の先天的性格怒涛来る
珈琲の白沫の浮く冷海に
唇に口紅の燃え朝寒し
落日の純金で鋳る雁の列
天の川宇宙列車待つ時刻表
永劫の灰が火山を覆う月
白鳥は遠き帆走の如くに
しんしんと枝に雪降る銀肢体
凍蝶を尋ねて月球の背面
万国の空清く澄む月天心
秋燕此処に一日一日と
大空に姿が残って鶴来し
澎湃と心音を聞く滝しぶき
瓶底に沈殿物がある銀河
闇中の獣の目玉黒葡萄
哀愁の両腹が鳴く法師蟬
仰向いて蛍光図持つ星月夜
百年の沈没船に水澄めり
履歴書にきらきら光る天の川
夜寒さや廃城過ぎて核輻射
長き夜や宇宙飛行士の体浮く
熱烈な恋をしている水喧嘩
秋立つや欄干に寄る己が影
鐘の音聞かせ别れの良夜かな
スペクトル行く春の月の光線
歯車は思想の歩幅天の川
月一分四山の濃さ梅三分
囀や三千世界共鳴し
木の葉髪夕日に舞うて微塵かな
夜行列車待て燈光来息白し
我が耳に天籟?地籟の秋声
千万の神の集まる天高し
百代の過客七竅春愁
賀双卿の手の凝脂や別れ霜
清浄と一晩泊めて月の寺
月光負う全身珠玉露の秋
麻酔覚め全身真珠海明ける
去年今年時時刻刻の水の逝く
春峰の影水中の指五本
春愁の細胞体まで顕微鏡
人間に愁が流れる無際限
月満ちて小川に浸す梨花一枝
朧夜の朽ち木の朧の音なり
雪を積む光の重さ玉一枝
積雪の重さ万木が傾ぐなり
清光が月から集う水の眸
名月や我と呼吸を共にする
グランドの演奏に酔う流氷期
一落暉山山落暉秋の暮
海憶う自由の国や鯨浮く
灯明に我も光で泳ぐ紙魚
風薫る七絃の音まで震え
一枝の梨花を次第に吐く月色
平の仄の平の仄の春の嶺
花飛ぶ五?七?五?七?七花吹雪
銀めっきの月光が流れ秋の川
百代の過客光陰で泳ぎなり
水月に姿を写す梅真白
天涯や月が映って海の潮
両相思七言絶句も初紅葉
推敲をして桜散る詩眼かな
影近き哀愁の目に花吹雪
樹影黒黒黒として朧入る
高潔の一筆そして梅の花
崩壊の一歩々退いて氷薄し
雨降って原稿湿す糸瓜咲く
雨降れば魂が泣く雨月かな
唇に梅酒の一滴酔余して
卯の花と卯の花と卯の花の咲く
雪晴や日光溢れて樹の白さ
去年今年日月如梭錦上来
お時計を秒針泳ぐ時間海
星透る望遠鏡の天の川
一本の沈黙を破し桜花散る
太陽の中の火の蕊向日葵あり
一個々の魂の凍て大地上
蟬殻の透きから覗く黄金屋
泉汲む遠を見ると峰が浮く
捨舟に白雪を積む寒の川
銀箔や余白を崩す冬怒涛
一筋の川の脉摶つ春の潮
一木の燃え寂しさは柿の色
誘惑に敗北感の天の川
乙姫の頬は桜や波細し
名月の最も明き故郷なり
冬の夜や木の自負心の元気づく
巨獣臥咆哮不休白の滝
秋の暮詩人は老いて詩は不朽
一筋の玉竜が湧く寒波来る
少年の詩稿を焚きて秋灯下
空間も時間も夢や天の川
桃花の自己陶酔や鏡中
凍鶴や道士が帰る千年後
凍鶴や世を遺れて独り立ち
高き樹に一唱三嘆の蝉鳴く
一筋の清光が射す窓の雪
雨月夜や月模糊として雨心事
秋雨や吾の心を攪乱す
春雨の一滴に触れる玉の肌
星愁ふ億万劫や天の川
亀鳴くや洒洒落落と詩語吐く
江畔に誰か漫吟柳絮飛ぶ
大空に一頁は無の哲学
一望の砕銀や月の海上
十五夜の月を仰ぐや汝と我
透明な山を叩いて泉湧く
喜雨亭中快哉叫ぶ春の雷
皎々と月の浮世や八月十五日
虚無の目も一瞥しては夢の花
一筋の月光を泳ぐ桐一葉
光陰を食う半分は計時の歯
黄昏の核を吐く果は夕日かな
月光に「月光の曲」の水の音
純粋な海呼吸して鯨浮く
川岸に静臥の山々秋澄めり
李白の詩杜甫の詩雲の峰並ぶ
春の雨清酒の如し山河酔
筆揮って李白の詩を書く春疾風
唐詩浅宋詞深秋声遠く
洗脳「愚」の一字の残り蟻地獄
蟻の列大地の文に点を打つ
清光は糸張る月は蜘蛛懸る
海は銀山が崩れし白波か
漣に尾の回転が速い鮎
夜雨声の一声の一声秋愁ひ
月は瓶清光は水春思う
逆巻くや無限の愁ひ春怒涛
折戟や愁ひを洗う水馬
里程碑の数字残して春の旅
白酒や暴言を吐く月は知己
地に濁り涙一行の雨乞
雨の青の衣の濡れ青蛙
空が遠く交響曲の雨蛙鳴く
海鰻月の波浪は複製中
箋伸ばし一行詩月隠れけり
胴体の美の曲線や玉の汗
谷川は透明な舌伸ばす春
川底に七色の石眠りけり
この夢の気泡を抜けて海月浮く
梅一輪気息奄々として降る
朝凪やボトルメールの夢が浮く
胎児産む一燭を点じ己が命
仇敵の仮想の間で桜咲く
剣先に逆光として水の峰
月槽に銀の流るる春愁
広々と地球儀歩む蟻の列
荒涼と枯山の木の裸眼かな
震度⒎霊に七色の断層
春宵の光の流れ月を磨る
あたたかき夢の箋註や鳥語花香
天上の墨流しけり硯の夜
秋近き十七文字や墨波纹
月として亭々たる松に倚て
日に叙事詩月に抒情詩桜咲く
脳内の意識の流れ天の川
身体への往復は霊の列車です
行人の陰影描く立体感
白鳥の横顔を描く湖眠る
青桃の虚実の核の深さかな
吾近視模糊として境朧にて
春興や山の起伏は平と仄
片眼鏡掛けて枯木に月明り
字字珠玉句心が湧く青葡萄
舞う露や一顆々消えて遲日光
虚構の樹の廻る紙上字母涼し
巨大な肺は青野同呼吸
月影は沈黙の舌退いて
簾捲く夢を残して雨波紋
風吹いて水の笑窪や薄霞
天の川無数の星の浅眠り
眉を引く鏡の中の青山河
青胡桃西洋人の眼碧し
嬰児啼く悲喜交交の筆始め
音脆さ梧桐を焼く焦尾琴
井水へ桐一葉落つ柳永詞
天と地に日月が照る太極図
立葵太陽指針停止中
金浮いて川一筋や初日の出
髪曳いて一木の美は糸柳
宇宙人が出没する緑の夜
風前の黒い装束燕来る
湖に纏わる伝説青嵐
青蘆が軋む音して月の波
月の出やアイスコーヒーの沫浮き
歯が生る峰の錯覚蕨餅
欠伸して記憶の口や勿忘草
掌中に一握の山別れ霜
連綿の绢を裂く音冬怒涛
星辰下若鮎泳ぎ水飛沫
透明な裸体を立てて林檎咲く
銀色の鏡の中の冬の山
秋灯下歌人の夢や万葉集
長川や流氷を噛む無形の歯
茫々の水煙江上柳絮飛ぶ
尺八を吹いて一曲の花吹雪
芭蕉の葉の緑色の水溜り
碗裂いて空腹の神が飯食う
月を吐く毎夜この頃は海茫茫
透徹の尿の直下余寒あり
寒林へ無名戦士の墓過ぎて
群山を枕に眠る春の雲
画仙紙に墨滲み出し枯木影
一点の日は神の目玉冬晴れる
朧夜 や中空の樹の音が為る
不夜城の灯影の中遅桜
弦月やこの片肺の発光す
雪解川唐詩三百首暗唱
雪汁が流れて雪の怪物に
流氷期記憶喪失過程中
青年期多情な群山山笑ふ
山焼くや吾の近くの火は私語し
灯を消して夢に陥る山吹草
秋灯や俳句の山の疲れ眼
宇宙中心棒動いて天の川
山桜側に寝返る山の宿
一筋の夕影焚きて柳鮠
風吟や五柳を揺て淵明詩
吾の歯は口に雪山並ぶかな
霊魂の振り子が動く復活祭
風臨む紅粉の顔や桃の花
桃の日や液晶の海の空澄む
秋水の一弦鳴らす水雲待つ
木の枝の脳神経や茂吉の忌
軒下の流水を聴く春時雨
胸奥に波瀾万丈目刺焼く
夜空や網現れて星を捕る
麦踏みの姿映して月白く
月牙を目印にして遠雪嶺
星が出て都をどりの懸灯
明月の車輪が廻る壬生念仏
段段になっている梯雪解川
全身の毛孔を開く春風に
人間や引力による花吹雪
戸を開けて乙女の顔や桃の花
三千の柳の糸や髪を切る
夢醒めて天涯孤独飛花落花
立春の病中吟や一詩人
風恨む李賀の詩嚢へ柳絮飛ぶ
砕玉の如き小川が流氷来
双峰の巨翼垂れて緑羽根
水温む鳥羽を洗う雲の影
一心に心経を読む息白し
水草や玉鏡拭く湖の風
暗い香が傾いて月の金縷梅
海底へ沈む忘我の桜貝
山頂の半月白し松の芯
楊貴妃の朝の目覚めや牡丹の芽
木瓜の花玉肌少女熟睡中
点点と光の海や蛍烏賊
白皿に臥して無夢は干鰈
ひと匙の塩を持って雪嶺静か
月遍路一塊の一塊の舗石
電球の懸る如くに夜満月
蛇穴を出て心電図波形かな
古草の青青として膝掩う
波触る月に似て鍼春の灸
夕波に十字架投げて聖火曜
朦朧と髪一筋や月の藤
雛流す紛れて喃語の水音
目の痛み光直刺し日永かな
雛納め人形の国の旅人
歩移して月光従う雛の市
白雲の纷纷として羊の毛
夕日、月、山を重ねて御菱餅
月氷る水晶に似て己が影
銀河がマグネシウムリボン燃す
白墨の跡消えて白鶴帰る
水かきの音の流れの鴨帰る
眼愁ひ朝に夕には彼岸桜
銀屏風立ててぴかぴか山眠る
鋼管下水滴序列彼岸過ぎ
晩春や小波散って翅の掠る
霧傾ぐ幻に見る榛の花
透明な雨粒触る春日傘
春雪の纷纷として国境
清涼の一瀑掛けて春の闇
点点と二三行人春霙
天近く春星摘む玉の峰
春の野の草の一寸の青さかな
春虹や一時に消えて雨後の橋
春満月徒溢清輝窮相思
一筋の筍を剥ぐ玉の指
春の暮不治の病は相思かな
一筋の玉帯残る春の川
春の雁青空万里一行詩
盲人の手で触る春落葉
毛筆を染めて峰影春入江
灼熱や劫火の中の春大根
透明な静脈潤む春愉し
美しい玉月照る春田かな
春時雨夜の傘浮いて低い音
白紙に「白」の一字の雲白し
春北風一城が寝る街の灯
字を崩す樹は筆に似て春大雪
漂白が効果的です秋の山
この時の四方八方の春闌く
網膜に地球一つの春浅し
桜守脳裡に虚構の山かな
記憶して一秒一分花種まく
深窓の心の寂びし花衣
熱烈な恋をしている花の山
初午や一帆を消して水波紋
稿を焚く八十八夜の煙かな
江南の八十八夜の細雨かな
歳月の犁の閃光畑を打つ
名月や一片の玉を軽く弾く
複眼の中の浮世や蠅生る
夜の雲は一枚々の薄海苔
水流る菖蒲の根分け幻視かな
蒜を剥く狼の牙白し
夕焼けて連鎖反応蜷の道
腰痩せて二月礼者は曲線美
夏近し風に暦が翻る
万輪の白の泡沫雪崩かな
中庭に一樹の玉や梨の花
羽毛状雲白一色鳥の恋
燕尾や鋏の如き雨断つ
扁舟や銀を満載して茅花
空に浮く薄月如し椿餅
椿山は香炉の如し煙立つ
暁夢を追って蝶は虚脱感
春日遅々橋下の波が甦る
春遅や自転車をこぐ輪の光
萵苣を削ぐ透明になる生身かな
万華鏡一つ山河の花種まく
蒲公英は精霊たちの小白傘
種浸し夜の河浮いて星無数
穴へ向く大地の種の薯一つ
吾四周言論自由田螺鳴く
万丈の糸を握って凧揚げる
一節を軽く敲いて竹の秋
春耕の田は方眼紙の如し
只だ光有りて早春の目を開く
忘れ羽や一つの空の鴉の巣
地虫出て地下王国が覆る
壮観や蓬莱近く蜃気楼
白魚に溺れて月光一寸かな
春愁や五臓六腑の乱に及ぶ
秋山や放物線を描いている
春塵や唐傘をさす朝の雨
少年が緩緩と行く春菊
水面へ枝垂櫻や渡る風
夜空飛ぶ円盤発光蜆汁
残花残照山河幾度干戈哉
髪結ぶ三月十日好事かな
水中に沈む一枝桜漬
紅梅や口紅一つ唇に
幻氷下ギヤー回転が鈍いか
草若葉緑唇が私語く
御忌の鐘の寒きを聴く雨青し
旧正や万家の門の春聯
嬰児の喜びの色木の芽和
涼風や北窓開く松の月
黄水仙木の窓枠の片の月
玉盤に細螺一つや月の峰
金色の肉髻湧く菊の芽
風や万葉が騒ぐ
洗濯機の回転の音亀鳴けり
花粉症大自然の美の副作用
電線に停る鴉の音符かな
哀愁の岸に一人は搗布かな
朧月日本海上船迅し
伊豆七島荒波退いて朧の夜
額上桜桃の花月粧す
瓜坊の雨粒の碧鼓かな
麗や彩雲万朶同じ天
梅一枝昼夜兼行洛陽へ
独活の根と立体家系図地下にあり
清朝の橋の欄干に残雪
軒下の乞食の声や雨水の夜
少年や鶯餅を一口に
日と月の二重螺旋へ薯植うる
凍ゆるむ一両電車の窓越し
花瓶に一輪草は曲線美
鼻先に垂る鼻水より寒く
息白しの鼻が通る気息音
筆下ろし糸瓜図客観写生子規忌
啄木鳥や木魚の音を聞く空林
緑や密勒日巴の肌透く
大海に墨汁一滴や飯蛸
雨月夜の三十六峰が濡れ色
卷開けて紙魚は日に当たる暖か
蘆焼くや千本の蛇の舌揚がる
聖人の目の波淡し冬の磯
大海に入る片片風花す
花馬酔木飛天の耳輪きり垂下
蘆芽や千代野の十指の先
遠き山の霧の松や大朝寝
銀河系牛乳中に浮遊して
反射鏡に像を砕く立葵
川上に一月一日の青い山
暁や白き波透く霧の舟
八重桜桜一輪一輪に
天高し空路千葉へ飛ぶ雲飛ぶ
金襴の落花の流れ搗布かな
月が残る銭塘江に観潮
地下鉄が急に停止した茎立ち
青葉や葉声前後が呼応して
月のない淋しい夜道囀れり
正月の凧が高く飛ぶ白鳥
薄翅孵蝣の動き出す声帯
自転車の轍に入って秋近し
氷山の一角の突き立つ冷海
猿酒や我を忘れて青い月
月を眸子に溶かす
両輪の花の顔初鏡
千鳥足で歩いて帰る大雪
朧夜に蝉翼薄し樹の肌着
花見人の善さは花比ではない
露な肌より涼し月の出る頃
月や梅が鏡を見て薄化粧
鮫人の涙が凝って夜の珠明り
初富士や縹渺たる小舟横に
十六夜の巻が散乱して月光
啓蟄の虫の音の美しい夜
春一番酒屋看板落花がある
点滴が一滴落ちて雨かな
一枝の玉が傾く雪花落つ
黄葉や深く呼吸する秋風
水仙の坐す波中錦鯉
殿堂に百千鶴来て集まる
花辛夷や月下老人の筆筒
九月尽十月の第1ページに
乾鮭や十字架を負う炭の火
行く秋の木の先は雲を指す
春潮の起伏の声洗濯機
人魚姫の鱗が光る花霞
夜光の珠が湧き出す海月徐徐に
二三角露馬遠の秋山
秋宵君の心の月の如し
秋日和衝天一鶴気勢高し
天道虫殻に星辰序列あり
麗日の口紅を点す天女来
鳥消えて羽音が遠い朝曇り
静かな目に田舎を揺る小屋の秋
夢筆の命毛と生身魂来る
居待月常盤の指の腹の紋
玉葱や八つ重の水晶宮
柳絮飛ぶ低空へ白蛾かな
賀状書くただ一の福字が好い
香水を溶かして春の静脈
掌の中に動かず秋の蟬
出日彩蛹の如し
一片の唇の朱梅早し
名古屋の半分の寒の入り夜月
氷柱に水銀光り寒暖計
酔顔や上元の日の灯籠
琥珀の光沢の古きよ名月
指の甲の隙の泥小春も有り
銭塘江の潮の立ちて旗かな
如月や姿見の中の嫦娥
時計は一時中止し凍滝
湖に枯木の映り舟が揺るぐ
流感や匙の立ちて影法師
余花や美人の唇に似て
夕に鶴嘴の先
檸檬を一切れ入れる夜月かな
一筋の糸の蜘蛛は汗拭けり
舞初め「霓裳羽衣」一曲
三歳や青い目一対読初
白雲観の白雲や秋日影
寒中水泳と玉龍の音
コップ丸薬の瞬き蜃気楼
万松嶺鶴歩く見よ朧月
花吹雪舟に旅人は窓開く
断橋に朦朧と影よ蛇衣
秋高し飛行機の爆音を聞く
蜂王宫に金屋の八百軒
夏木立の昇天の気ありけり
風有り月有り不眠夜や
月の魂が水に浮かぶ
竹の皮脱ぐ竜宮の柱立つ
螳螂は鋸引の枯枝かな
掌の川よ生命線は無声
枯木も忘れ年輪
枯山水は山水より寒い
春に後身帰る
浅蜊の舌や秘め事
明日葉や昔の己の姿を見る
初車の輪のののののののののの
水上の体操をして水馬
廃电池の底の细流や春深し
真珠一千万斗や春の雨

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沙发
发表于 2017-3-21 15:08 | 只看该作者
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