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石倉鮟鱇譯夏泰治漢詩數闕

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发表于 2014-9-18 14:10 | 只看该作者 回帖奖励 |倒序浏览 |阅读模式
本帖最后由 万宽 于 2014-9-18 14:20 编辑

      石倉鮟鱇先生,詩筆矯健,詩評有汪洋恣肆之態。


       贈石倉秀樹先生       中国浙江省 夏 凱 2014.9.13

  今宵水國月如珠,千里煙波只似無。帆影浮沈臨璧玉,花光掩映入珊瑚。
  翻愁江海騰龍起,乍樂山川中聖扶。聞有天聲繞梁日,何須奉命待金吾。

  今宵 水國の月 珠のごとく,
  千里の煙波ただに無きに似る。
  帆影 浮沈して璧玉に臨み,
  花光 掩映して珊瑚に入る。
  愁ひを翻して江海に騰龍起ち,
  樂しめば乍ち山川 聖(清酒)に中(あた)る扶(たす)く。
  聞こゆ 天の聲のありて繞梁(歌声がいつまでも続く)の日,
  何んぞ須らく命を奉じて金吾を待たんや。


       次韻石倉秀樹先生海國見寄      夏凱 2014.9.14

  飛天一鑒瀉冰泉,萬片瑩光壘玉山。雲裡如龍臥高士,松間似鶴立清賢。
  汗青猶在無名氏,荷紫空憐古老錢。不識恩波消客夢,當時劫盡謫塵寰。


  天を飛ぶ一つの鑒(かがみ)氷を瀉8そそ)ぐ泉,
  萬片の瑩光(清らかな光)玉山に壘(つも)る。
  雲のなかには龍のごとくに臥す高士,
  松の間には鶴に似て立つ清賢。
  汗青(竹簡)にはなほ在り 無名の氏,
  荷紫(古代の役人の服)には憐むべし 古き老錢。
  識(し)らず 恩波の客夢を消し,
  時に當たりて盡きるを却(しりぞ)け塵寰に謫(なが)されてあり。


       歩夢得『秋詞』韻寄石倉秀樹   夏凱 2014.09.16 10:23

  前路崎嶇更寂寥,溪聲不絶抵明朝。四圍山色行時盡,一天風雨在碧宵。

  前路 崎嶇として更に寂寥,
  溪聲 絶へずして明朝に抵(いた)る。
  四圍の山色 行時(とき)に盡きて,
  一天の風雨 碧宵にあり。


       歩夢得『浪淘沙』韻寄石倉秀樹 夏凱 2014.09.16 11:19

  極目排空濁浪深,日懸長天共浮沈。狂風直下千峰沒,一路黄河簸欲金。

  目を極めたり空へ排(むか)ふ濁浪深く,
  日は長天に懸かかり共に浮沈す。
  狂風 直下 千峰沒し,
  一路 黄河は簸(ひ)りて金を欲っさんとす。


       歩夢得『烏衣巷』韻寄石倉秀樹 夏凱 2014.09.16 15:41

  狼藉青紅遍雜花,優柔風色柳絲斜。呢喃一對枝頭燕,訴盡相思不著家。

  狼藉たり青く紅く遍き雜花,
  優柔たる風色 柳の絲は斜めなり。
  呢喃(つぶや)きをる一對の枝頭の燕,
  相ひ思ふを訴へ盡して家へ著(かへ)らず。


       歩夢得『春詞』韻寄石倉秀樹 夏凱 2014.09.16 15:41

  層林深處一金樓,遙對碧峰千尺愁。疑是桃花鏡中見,可憐春曉懶梳頭。

  層林深きところに一金樓,
  遙ひ對す碧峰千尺の愁ひ。
  疑ふらくは桃花 鏡中に見へ,
  憐れむべし 春曉 懶(ものうげ)に頭を梳(くしけず)るは。
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